腰痛と冷え性（灸頭鍼）

50代　女性

普段より、立ち仕事が多くなり

身長が低いために、無理な体勢で仕事をする機会があったそうで、

日頃から腰に痛みを感じていたが、それがひどくなり

さらに、足が冷えて夜が眠れない状態になったそうです。

灸頭鍼もご希望です。

（灸頭鍼とは鍼の先にお灸をつけて、お灸を燃やす治療の事です。）

1番痛みが強く出ているのは、

右の仙腸関節部、左の肩にもコリの延長の痛みがあるそうです。

骨盤の傾きが右側がより前傾している為に

右腰部の筋肉が緊張し、背骨が右側に引き寄せられ

それのバランスを取るために左の肩にコリが発生していると考えられます。

まずは骨盤の傾きを調整する為、背骨の両端にある脊柱起立筋の緊張を取り

ストレッチを加えて、骨盤の傾きをとっていきます。

そして鍼治療では、手技だけではアプローチできない、

深層の筋肉に刺して緊張を緩めていきます。

肩には肩甲挙筋、小円筋、棘上筋に刺していきます。

腰には、脊柱起立筋に覆われている横突棘筋（半棘筋、多裂筋、回旋筋）にさしていきます。

鍼を刺して各部、緊張が取れてきたら

足冷えを取る為に灸頭鍼を行なっていきます。

灸頭鍼は筋肉に刺すというより、ツボに刺していきます。

腰の痛みと足の冷えには腎を温める事で改善していきます。

腎兪、上髎、次髎、太渓、復溜、湧泉

のツボに温灸と灸頭鍼をすえていきます。

温灸というのは、直接皮膚にお灸をするわけではないので火傷の心配はありません。

また灸頭鍼はお灸の熱が鍼を伝ってツボを内部から温め、

輻射熱で皮膚表面からも温めるので冷えでお困りの方にはオススメです。

後日、具合をお聞きすると治療した夜はよく眠れて、腰の調子も良いそうです。

定期的に鍼とお灸をおこなえば、症状をしっかりとっていくことが可能です。

これから、冬になり身体が冷えやすい季節です。

冷え性でお困りの方、体質改善してみませんか？

お気軽にご相談ください。

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