猫背が起こす体への影響

コロナが流行し、テレワークが増えたので、運動不足になり、

長時間同じ姿勢で過ごすことも多くなった方もおられると思います。

気づかぬうちに猫背になる人も多いようです。

最近ではスマホやゲーム、パソコンの低年齢化も伴い、

子供でも猫背になるケースが増えています。

座る時間が長くなれば長いほど、だらっと座る状態が続き、

体が丸くなる姿勢が板についてしまうのです。

猫背になると一体からだにはどんな不調が生じるのでしょうか。

【酸素を取り込む力が減る】

成人50ｋｇの方の1回換気量は500mlです。

1回換気量とは一呼吸で肺や気道に出入りする空気の量です。

人間は一日にたくさんの酸素を肺を介して血中に取り込んで

いますが、猫背が続き姿勢が悪くなると、横隔膜や胸郭が

圧迫されて、１回の呼吸量が５０ｍｌ減ります。

なので１日でみてみると25000ｍｌもの換気量が減少するのです。

換気量が減少すると酸素の取り込む量も減少します。

空気の取り込む量が減るので、

取り込む酸素の量が減るのも当然ですよね？！

そして、酸素の取り込む量が減ると・・・

１、集中力の低下

脳は考えるたびに酸素を消費しています。

脳が消費する酸素は２０％。

脳への酸素不足は脳の働きを阻害していしまいます。

睡眠時間は取れているのに日中眠たい、

あくびが頻繁にしてしまう。

なんて方は、酸素不足かも？！

２、脂肪の燃焼が悪くなる

呼吸量が低下すると、代謝が悪くなり、汗もかきづらくなります。

脂肪を分解する為に、酸素が必要になります。

有酸素運動では、酸素を取り込み脂肪をエネルギーに変換する回路が働きます。

酸素の摂取量が低いと、脂肪は燃焼しづらくなります。

３、内臓の働きが悪くなる

内臓は平滑筋という筋肉で出来ています。

その内臓にも酸素は必要です。

酸素の摂取量が減少すると

内臓の働きが悪くなり、食事が進まなくなったり、

ストレスが溜まったり、冷え性、便秘にも繋がります。

など、換気量が減ることで、見た目以外にも猫背による影響は大きくなります。

そしてなりより猫背は首や肩の不調にもつながります。

猫背によって首の傾きが強くなると頭が前に出ます。

ですので当然それを支えようと、

肩や首の筋肉に負担がかかります。

俗に言うストレートネックになったり

さらに肩甲骨が外に開く、いわゆる巻き肩になれば、

五十肩のような、肩が挙らないという症状もでてきます。

猫背の人は、実年齢よりも老けて見えます。

逆にいうと姿勢が良い方は、年齢より若く見られます。

身近な人で若く見える方を想像してください。

背筋が伸びて、姿勢が良く見えませんか？

若くいたいと思う方ほど、猫背には気を付けないとだめですね。

猫背を改善するには、

肩甲骨の位置の改善、

骨盤傾きの改善、

そして筋肉の強化、

この3つは絶対に必要です。

当院では、

身体のコンディショニング、整体、鍼灸、パーソナルトレーニングを行う事ができます。

姿勢が悪くなって腰も痛いし、肩も凝る、

筋肉も鍛えないと思っているけど、何からしたら良いのか分からない・・・

そんな方は是非当院にご相談ください。