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足があがらない、つまづく原因とは!!

70代男性

歩く際に、左殿部(お尻)が痛くなり足が上がらないとの事で来院されました。

痛みより、足があがらない方が辛いようで、

歩く時に足を引きずるような歩き方になるようです。

足を引きずる時の【診断法】 | 「目の前の患者さんを、治したいのに治せない!」とお悩みの一人院の先生へ

 

まずは腰の可動域をチェックしていきます。

動作痛はないですが、可動域が狭く、

特に伸展(腰をそらす動き)動作が出来ない状態です。

症状が出た経緯をお聞きすると

コロナウィルスに感染し、療養中、寝ている時間や座っている時間が長くなり、

完治した後、少しずつ元の生活に戻る際に症状が出現したとの事でした。

 

この経緯を踏まえて診断していくと、

寝ている時間が増えたため、下半身の筋力が低下し、

動かす事も少なくなっているので、関節の可動域も低下、

そして筋肉は屈曲優位に硬くなってくるので、

背中はまるくなり、股関節は伸展しにくくなります。

股関節の伸展は歩行の際、地面を蹴って身体を前に進める役目です。

伸展が出来ないと、身体は前に進めずに足を上げるだけになってしまいます。

これの反復によって足を上げる事が出来なくなり、その代償運動をすることで

お尻の部分に痛みがでています。

弓矢を打つときに矢を引っ張らないと矢が飛ばないのと同じで、

筋肉を動かすには、伸びる方向にもっていってからでないと収縮しないのです。

 

治療は、まず中殿筋というお尻の筋肉の緊張を緩めていきます。

歩行時、片足で身体を支えるときに

中殿筋の働きで身体が傾かないように調整している為

筋力低下時に歩くとこの部部に負担が大きくかかってきます。

そして、股関節の屈筋群を緩めてストレッチをすることで

股関節の伸展動作がスムーズにおこなえるように調整していきました。

1回目の治療で殿部の痛みは軽くなりましたが、

足があがりづらいのは残っている状態です。

2回目、3回目の治療で症状は大幅に改善し、

4回目の治療で症状は完全にとれました。

 

症状は取れても、筋力低下と関節可動域の低下(身体が硬い状態)は残っているので

トレーニングを提案したところ、

やる気になっていただいたので、今後は週二回トレーニングを行なっていく予定です。

 

筋力の低下は18歳前後から何もしなければ落ちていきます。

40代~50代で筋力低下に気づき始め

60代で少しづつ出来なくなることが出始め

70代で痛みが伴ってくる

という方が多いようにみられます。

どのタイミングでも、トレーニングをする事は可能です。

それぞれの体力や身体の状態に合わせて効率的なトレーニングを行なう事で

筋力アップだけでなく、身体機能も上がるので

ふらつきがなくなったり、

階段が上りやすくなったり、

歩くスピードが速くなったり

植木鉢が軽く感じたり、

ゴルフの飛距離があがったり、

などトレーニングをすれば、身体はかならず変化していきます。

筋力や体力が落ちていくのを、黙って過ごしていくというのが嫌な方は

ぜひトレーニングをオススメします。

当院のトレーニングは20分の短い時間で、

1人1人にあったメニューを提案していきます。

筋力アップだけでなく、姿勢がよくなるようなプログラムを組んでいきます。

ご興味がある方は、是非一度お気軽にお問い合わせください。

 

姫路の鍼灸治療・パーソナルトレーニング、吸い玉治療はふくもと鍼灸整骨院にご相談下さい。


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施術内容:鍼灸治療 / 自費治療 / パーソナルトレーニング「ふくトレ」 / 保険治療

2022.04.04

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