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肩の痛み【肩甲骨はがし】

70代 女性

自宅の草引きをした翌朝、

肩の痛みで目が覚めた,との事で来院されました。

 

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以前から凝った感じがすると

マッサージ屋さんでほぐしてもらっていた、との事ですが

今回は痛みもあるので当院に来られました。

 

主訴は左肩の痛みで、

肩引き(肩甲骨の間)に痛みが放散しています。

 

動作痛はなく、手を上げることは可能ですが、可動域が狭く

屈曲が165度で止まります。(正常は180度)

 

右肩に痛みはないものの、可動域は狭く170度でした。

 

痛みの原因は、肩甲骨の位置で

外転した状態で、肩甲骨が肋骨の横にずれていました。

 

肩甲骨は本来、背骨の両側にあります。

腕を上げたりするときに、この肩甲骨が動く事で、

肩の関節は大きく動く事が可能となります。

 

しかし

姿勢が悪かったり、同じ動作の繰り返しにより

筋肉のバランスが悪くなってくると

肩甲骨は外側へ引っ張られて、身体の横側にずれていきます。

 

一時的なものは、気づかないうちにとれていきますが

長年、蓄積されてきたものは、今回の様に痛みがでてしまいます。

 

施術内容は

まずは、肩甲骨が外側に引っ張られている事で

痛みが出ている、肩甲挙筋、菱形筋の緊張を取っていきます。

 

次に、小胸筋、前鋸筋を緩めながらストレッチを加えていきます。

これで、肩甲骨が正常な位置に戻りやすくなりますが

この方の場合、筋肉が非常に硬く、

なかなか緩みませんでした。

 

このような場合は

睡眠不足(睡眠時間が5時間以下)

生活が不規則(交代勤務や昼夜逆転の生活リズム)

精神疾患を患っている

の、どれかに当てはまる事が多いです(全く当てはまらない場合もあります)

 

聞くと、睡眠時間が短く、すぐに目が覚めてしまうとのことでした。

睡眠時間が短いというのは

自律神経が乱れて、交感神経が優位になっている状態です。

交感神経は(精神的な)緊張したり、運動したりするときに働く神経なので、

筋肉を緊張させる事になります。

 

筋肉を緊張させる時間が長いので十分な休息がとれず

筋肉が硬くなってしまいます。

 

 

1回目の施術後、可動域を確認するとそれぞれ5度ぐらい広がった程度でした。

幸い、痛みや張り感はなくなり、患者さんはとても軽くなった様です。

 

可動域が狭いままだと、すぐに症状は再発するので

後、数回に分けて施術を行い、根本的な原因を取っていきます。

姫路の鍼灸治療・パーソナルトレーニング、吸い玉治療はふくもと鍼灸整骨院にご相談下さい。


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2019.12.11

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