投球時の肩の痛み
20代 男性
野球をした後に肩に痛みが出るとのことで来院されました。
以前から野球をした後の痛みはあったそうですが
ご自身でアイシングをしながら様子を見ていたそうです。
徐々に痛みが強くなり、
アイシングをしても1ヶ月ほど痛みが取れなくなってきたので当院を受診されました。
ポジションはピッチャー
練習頻度は週に1回1~2時間ほど
痛みが出るのは、小円筋、棘下筋部
ボールを後ろに持って、肩関節が外転、外旋した後、
内旋に移行する時に痛みがでます。(コッキング期)
腫れも無く、
肩板の炎症も出ていないので
オーバーユースによる疲労が原因と考えられます。
疲労といっても、このまま投げ続けると
いずれ鍵盤損傷になる可能性もありますので治療は必要です。
週一回の練習でオーバーユースになるのは
学生の時と違い、練習量が減る事により筋肉が減少するのが原因です。
また、練習後のストレッチや投球前のウォーミングアップが
十分に行えていないのも原因となります。
治療は、筋緊張が強い小胸筋、肩甲挙筋を緩めていきます。
次に、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋を調整していきます。
最後に肩甲骨のストレッチを行い、肩関節の可動域を広げて行きます。
治療後、シャドーピッチングをしてもらったら
痛みはほとんど感じていなかったので
野球の練習は休まずにやってもらいました。
練習後にもう一度来院してもらうと
痛みがほとんどなかったので
インナーマッスルのトレーニングをお伝えし治療は終わりとしました。
20代、30代の方に多いですが
学生の時の感覚でスポーツをやっていると
筋力や柔軟性が落ちている事に気づかず
今回の様な痛みになるケースがあります。
今回は、軽傷ですみましたが、
肩板損傷や肉離れなどを起こす場合もあります。
十分なウォーミングアップと
適度なストレッチをすることで怪我は防げます。
怪我のリスクは避けて、スポーツを楽しみましょう!!
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施術内容:鍼灸治療 / 自費治療 / パーソナルトレーニング「ふくトレ」 / 保険治療
2020.06.30