腱鞘炎
30代女性
時々、親指に痛みが出るのを放置していると、
だんだん痛みの出る頻度が高くなり、
ある朝起きると、フライパンを握ったり、物を持ったりするだけで痛みがあると来院されました。
典型的な腱鞘炎でドケルバン病と呼ばれます。
親指を開く(外転)、引く(伸展)動作で使われる長母指外転筋と短母指伸筋の腱が腱鞘の中で炎症を起こしたものです。
腱鞘というのは、腱がばらつかない為に束ねている物で
筋肉が収縮すると腱が引っ張られて腱鞘の中を動きます。
それが摩擦となり炎症が起きると腱鞘炎となります。
炎症を取れば、痛みは取れていきますが、
炎症がなぜ起きているかを診断していく必要があります。
パソコンでキーボードを良く打つ
スマホゲームを良くする
植木鉢を何回も運んだ
子供をだくときに、手首を必要以上に曲げて抱っこした。
など理由がはっきりしている場合は、原因を取り除きやすいですが
日常生活の動かし方が原因でなっている場合は
その原因を突き止めるのは難しいです。
病院に行くと、湿布や痛み止めを処方されますが、
それだけでは治らない方も多いです。
来院された方には、鍼をおこないました。
鍼の良い所は、筋肉の深層にまで刺激を送れるという所です。
指や手首は複雑な動きをする為に筋肉が何層にもなっています。
湿布を貼っても薬剤が浸透しなかったり
マッサージなどで緊張をほぐしても深い部分の筋肉には届きません。
そして、指には経絡といって、気の川の様な物が流れています。
その経絡のツボに刺激をおくる事で筋肉の治療だけでなく
ツボの効果も一緒に感じる事ができます。
まずは、長母指外転筋と短母指伸筋の筋肉に狙って鍼を行ないます。
筋肉の緊張が緩んだ事が確認できたら、ツボに鍼をして10分ほど置いておきます。
鍼をした後は、手が重くなり、指が動かしづらくなりますが、
翌朝には痛みが無くなって、日常生活に支障はなく動かしやすくなったそうです。
湿布ばかり貼っていても治らないという方は是非一度、鍼治療をお試しください。
姫路の鍼灸治療・パーソナルトレーニング、吸い玉治療はふくもと鍼灸整骨院にご相談下さい。
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施術内容:鍼灸治療 / 自費治療 / パーソナルトレーニング「ふくトレ」 / 保険治療
2022.11.01