筋膜リリースとは・・・

こんにちは、ふくもと鍼灸整骨院です。

今回は、筋膜について書いていきます。

筋膜ローラーとか筋膜リリースってよく耳にすると思います。

筋膜リリースしたら、何が良くなるのか？

癒着ってどういう状態？

どうやったらリリースできるの？

というのを解説していきます。

簡単な筋肉の構造はこのようになっています。

一般の方が想像している筋膜リリースは、

上の図の筋外膜をはがす事をイメージしている事が多いです。

しかしながら実際の筋膜リリースはこの筋外膜をはがしているのではありません。

では実際に筋膜リリースとはどこの事を指すのかというと

fascia(ファシア)と呼ばれる結合組織の膜のことを言います。

このファシアは「何か」と「何か」の間に存在します

筋肉と筋肉、筋肉と皮膚、筋肉と靱帯、筋肉と軟部組織などの間にあり

役割はそれぞれを滑走させる事。

滑走させるというのは、滑らせてスムーズに動かすようにするという事になります。

例えば、

縦方向に走行する筋肉と横方向に走行する筋肉が隣接してたとします。

その間にあるファシアが筋肉と癒着した場合。

縦に方向に動こうとしている筋肉に横方向に動く筋が癒着することになるので

縦方向に筋肉が動こうとしても横方向の筋肉に引っ張られて動きが悪くなります。

また、ファシアの膜の中には血管や神経が通っているので、

血液の流れが停滞し発痛物質がたまり痛みを感じたり、

神経の痛みが出たりすることもあります。

同じ姿勢が続く事が原因の腰痛や肩こりはこれが原因です。

ですので、ファシアの癒着を剥がしていくことで症状は改善していきます。

では、ファシアの癒着を剥がすにはどのようにアプローチしていくかと言うと、

まず、セルフケアとしては筋膜ローラーがオススメです。

ただし、ローラーに乗るだけや押さえるだけでは不十分です。

「何か」と「何か」が癒着しているので

押さえながら動かすとより効果的です。

筋膜ローラーであれば、

背中をローラーに押しつけて背中を伸ばしたり丸めたり、押さえた筋肉を動かすように行ないます。

当院の治療法としては

手で筋肉を押しながらストレッチをしたり、

筋肉を引き剥がすようなアプローチを部位別に効果的なやり方で行なっていきます。

また、皮膚と筋肉のリリースには吸い玉を選択し、

筋肉の深層部であれば、鍼治療を選択して行ないます。

痛みのある部位や原因のある部位によって効率的な方法が変わってきますので、

気になる方は一度ご相談ください。