四十肩、五十肩の原因と治し方
60代 女性
2ヶ月ほど前から左肩が痛くなったものの、
たいした痛みではなかったので、そのまま様子を見ていたら
痛みも治まらず、ひどくなってきたので来院されました。
痛みの出る動作は
コートを着るとき
手を腰の後ろに回すとき
車のシートベルトを締めるとき
就寝時に寝返りをしたとき
痛みの出る場所は
肩の前から肘のあたりまで
外転(腕を外に広げる動作)、
外旋(手のひらを正面に見せる動作)、
水平内転(左手で右肩を触るような動作)
で痛みが強くでます。
可動域が狭くなっており
外旋は通常90度の所、70度までしか動きません。
治療は肩関節を包み込むように付着している
インナーマッスルの緊張バランスを調整していきます。
強く緊張しているのは
小円筋、肩甲下筋でした。
また肩を動かす際にかばった動かし方をしているので
肩甲挙筋も硬くなっています。
肩甲骨が肋骨に張り付き、動きが硬いので
前鋸筋、菱形筋を緩めながら肩甲骨はがしを行っていきました。
治療後は、若干可動域が広がったものの
痛みは残っています。
今回の様な五十肩は完治するまで、治療を重ねていく必要があります。
週3回の治療を1ヶ月続けて、コートを着る際の痛みは良くなって来たそうです。
五十肩は拘縮(筋肉が弛緩しない状態)の強さによって治療期間が変わります。
軽度の場合は1ヶ月ほど、重度の肩は1年以上かかる場合もあります。
肩関節は人間の関節の中で
もっとも可動域が広く、複雑な動きをします。
その為、筋肉が細かく付着しているのが特徴です。
しかし、その筋肉の緊張バランスが崩れたときに五十肩になります。
その予兆は、腕を動かした時に突っ張る感じや鈍痛があります。
初めは痛みも少ないので、そのまま様子を見る方が多いです。
様子を見ているうちに、拘縮がすすみ、悪化する方がほとんどです。
軽めのうちに治療を行うと、治るのも早いです。
ひどくならないうちにご相談ください。
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2020.01.10