ぎっくり腰の原因と治し方

30代男性

仕事柄、前屈みの姿勢が多く

力仕事もそれなりに・・・という方で

休日に車から降りる時に、腰に激痛が生じ来院されました。

俗に言う「ぎっくり腰」です。

痛みが生じたのが連休中という事もあり

治療を行ったのが、痛みが出てから三日後でした。

痛みのピークは過ぎいたものの、

歩行時の歩き方が腰をかばうような歩き方になっていました。

腰をそらしたり、前屈みになると痛みが誘発されます。

身体の状態は、

骨盤が後傾し、背中の筋肉の緊張が強くでていました。

正常な腰であれば、腰椎が前弯しているので

少しそるようなカーブを描きますが、

骨盤が後傾すると、カーブが描けずに真っ直ぐになります。

腰のカーブが無くなると、上半身が丸くなり

頭、両腕、胴体の重みを腰の筋肉で支える事になります。

背筋は強いので、少しぐらいでは痛みはでませんが、

それが長時間になったり、習慣になってくると

筋力の損傷や筋膜の癒着、筋膜の炎症となりぎっくり腰になります。

この方の場合の治療は

骨盤の歪みより筋肉の緊張が強く出ていたので

先に筋肉の緊張を取り、骨盤、腰椎の調整を行いました。

必要であれば鍼をしてください。との希望でしたが

痛みのピークは過ぎた事、

可動域に大幅な制限は無かった為、

必要ないと思い徒手のみの治療を行いました。

通院回数は2回で痛みはとれています。

ぎっくり腰は急に起りますが、

原因は「痛みが出た時」ではなく「痛みが出る前」にある事が多く

治療の回数や痛みの取れるまでの時間はその原因によって様々です。

歪みがある場合は治るのが長引く場合が多いですが

今回の方は歪みが少なかったので早く治る事ができました。

当院の治療では、痛みの原因をしっかり分析し

最短で治るようにしていきます。

腰痛で悩まされている方は是非ご相談ください。