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ぎっくり腰

ぎっくり腰とは急に起った強い腰の痛みの総称で、原因は人によって様々です。

ですので、症状や治り方も人によって様々です。

ぎっくり腰について | 山陽小野田市 サンパーク前整骨院

本日はそんな、ぎっくり腰の一例の治し方とならない為にやるべき事をお伝えしていきます。

 

40代女性

2週間ほど咳が続いて、ふとした時に咳をしたら腰に激痛がでたとの事です。

痛みは左の腰で、真っ直ぐ身体を起こす事が出来ずに左に傾きながら腰が丸くなった状態で来院されました。

動作は、前屈で痛みが強く、後屈の可動域はとても狭く身体をのけぞらせる事が出来ません。

また寝返り時にも痛みが強く出現するようです。

問診をしていくと、定期的にぎっくり腰はなった事があるようで

今回は数年ぶりに起ったみたいです。

 

問題があるのは、背骨の生理的な湾曲が無くなって、

猫背の巻き肩、さらに顎を突き出したようになりストレートネックとなっています。

正しい姿勢 猫背 イラスト

咳というのは、体力の消耗が激しく、また呼吸する筋肉も多く使います。

気管支炎や咳ぜんそくなどで咳が続くとなると、

睡眠も取れなくなり体力も消耗し、今回の様なぎっくり腰になることも少なくないです。

 

治療はまず、腰ではなく背中の筋肉の緊張を取って行きます。

咳が長く続いているのが原因で、肋間筋、腹横筋が緊張して猫背がひどくなり

猫背がひどくなると、背中の筋肉が収縮し上半身を支えようとします。

その状態が長く続いているので背中、胸部、肩甲骨周囲の筋肉が非常に硬くなっていました。

そして、この背中の緊張を取っていかないと、背中を伸ばす事ができないので

腰に負担をかけ続ける事になり腰の痛みが取れにくくなります。

ある程度背中が伸ばせるようになったら、

次はお尻と太ももの裏側のハムストリングスを伸ばしていきます。

これは、骨盤が後傾している事でお尻が下がりハムストリングスが伸びなくなっている為です。

骨盤が後傾したままになると、腰が伸びずに腰に負担をかけたままとなります。

ハムストリングスが伸びてきたら、いよいよ腰にアプローチしていきます。

腹横筋の膜は身体の横側を包み腰の多裂筋の膜になります。

痛みの原因が咳ということなので、

咳をすると腹横筋が収縮します。

腹横筋(お腹の筋肉)が収縮して膜を通じて多裂筋(背中の筋肉)が硬くなり腰の痛みとなっています。

この腹横筋の膜を伸ばすようにして、お腹側(腹筋)と背中側(背筋)の緊張を取って行きます。

 

1回目の治療後から痛みは和らぎ、そこから一週間経つと少し痛みがぶり返したようです。

治療後の痛みがは楽にはなっても1週間たつと痛みがぶり返してしまうのは、

日常の姿勢や使い方に問題があります。

そこで、トレーニングを並行して行なうようにしました。

筋肉量を計測すると、標準より筋肉量が3.4kg少ない状態です。

これでは、いくら筋肉の状態が良くなっても身体を支える事が出来ずに痛みが出てしまいます。

筋肉が足りていない部分は体幹と下半身です。

トレーニングのメニューは

・スクワット

・ランジ

・ラットプルダウン

・体幹トレーニング

です。

1回目のトレーニングで腰の痛みが無くなったとの事です。

なぜ、たった1回のトレーニングで痛みが取れたか?

というと筋肉が程良く緊張したことにより身体の支持力が高まったからです。

1回だけのトレーニングで筋肉がつくということはありません。

しかし、筋肉を正しく使うことで姿勢が良くなり

日常での「立つ」、「座る」、「持ち上げる」、「階段を上る」

などの動作で正しい筋肉の使い方が出来るようになったという事です。

 

このようなトレーニングを続けて行くと筋力が上がり

さらに痛みが出ない身体になっていきます。

 

当院ではこのように、治療だけでなく身体をより良くする為のトレーニングやストレッチを行なっています。

痛みが取れなくてお困りの方は、ご相談ください。

 

 

 

姫路の鍼灸治療・パーソナルトレーニング、吸い玉治療はふくもと鍼灸整骨院にご相談下さい。


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2023.12.18

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