ぎっくり背中
30代 女性
慢性的な肩こりが続く中、、、
突然、背中に激しくつったような痛みが生じ
その後眠れないぐらいの痛みになったとの事で来院されました。
痛みがあるのは
第6,7,8胸椎と肩甲骨の間です。
俗に言う「けんびき」のやや下あたり。
この部分は肩甲骨の動きに関係するので
肩の可動域のチェックから検査していきます。
肩の動きは正常で痛みが誘発することもありません。
圧痛も出ていないので、
次は首の可動域のチェックをしていきます。
すると、、、、
頚部伸展(上を向く動作)、屈曲(下を向く動作)で背中の痛みが誘発されます。
この様な状態は二つ原因があり
一つは背骨の可動域の低下です。
背骨は頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個の24本の骨で構成されます。
上下の背骨は五つの関節面で構成されます。
関節面が五つもあるので背骨一つの可動域はとても狭いですが
24本の骨が連動し少しずつ動く事で、身体を丸めたり、反ったりする事ができます。
背骨の可動域が狭いというのは、
この24本の骨の連動がうまく行われていないという事です。
この方の場合、胸椎の7番~9番の動きが悪くなっていました。
もう一つの原因は。背中にある筋膜です。
背中には、脊柱起立筋、僧帽筋、広背筋、菱形筋といわれる大きい筋肉が多くあります。
それぞれの筋肉がうまく機能するように筋膜で覆われています。
筋膜は筋肉の周りを覆い、それぞれの筋肉が円滑に動くように働いています。
しかし、同じ姿勢が長く続く事で、筋膜が癒着を起こし接着剤のようになり
筋肉が動かなくなったり、動かすと痛みがでたりします。
この方の場合は、スマホを見る事が多く、猫背になったまま過ごす事が多く
筋膜が癒着し、背骨の動きが悪くなってしまったため、痛みが生じたと考えられます。
治療は、筋膜を剥がし、背骨の調整を行って行きます。
鍼治療や吸い玉の治療が有効ですが、
今回は徒手の施術を2回行うと痛みが取れたのでやっていません。
同じような痛みでお困りの方は、是非ご相談ください。
姫路の鍼灸治療・パーソナルトレーニング、吸い玉治療はふくもと鍼灸整骨院にご相談下さい。
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2021.01.21