鍼の響き

鍼治療をするときに、鍼を刺した後に、「ズーン」という感覚があります。

これは響きと言われるもので、

筋肉が緊張している部分や血の流れが悪くなっている所、

つまりコリを感じている部分や痛みを感じている部分でおこります。

鍼を刺して10分～20分くらい経つと血流が循環し、筋肉が緩み響きの感覚が消えていきます。

この響きの感覚は人によって気持ちよく感じる方もいれば、

苦手と感じる方もいらっしゃいます。

響きが強ければ強いほど効果が出るという事ではないですが、

筋肉の緊張した部分に鍼をする場合は少なからず響きが出る事が多いです。

鍼を刺す時のスピードや鍼の太さを細くすることで響きの強さも調整できるので

苦手な方でもコリが強く鍼をやってみたいと思っている方はご相談ください。

また、鍼をした後に好転反応が起ることがあります。

好転反応とは、のぼせや痒み、倦怠感や眠気発汗、吹き出物が出る事を言います。

なぜ、好転反応が出るのかというと、

全身の血行が良くなり今まで滞っていた血が流れ酸素が一気に身体を巡るからです。

東洋医学では気が巡るといいます。

この時に、毒素や老廃物も一気に身体を巡ることになるので一時的に身体に不調が表れます。

好転反応はだいたい2～3日で落ち着きます。

鍼治療してみたら倦怠感が出てしんどく感じるという事があるかもしれませんが、

身体が元気になる途中なので水分をとってゆっくり休むようにしましょう。

身体のどこかに不調があって、薬やサプリを飲んでも良くならなかったり

病院にいってもはっきりとした原因が見つからない時に鍼治療をやってみたいと思う方が多いです。

治るならやってみたいと思う反面、鍼を刺すとどんな感じなのか心配になるでしょう。

一概に鍼治療をいっても、

東洋医学に基づいて気の流れを改善したりツボに鍼を行なう場合や

西洋医学に基づいて筋肉やトリガーポイントと呼ばれる痛みを誘発している部分に鍼を刺す場合もあります。

症状や刺激の好みによって治療法を決めて行きますので鍼治療をご希望の方は是非ご相談ください。