健康のための一日一万歩はうそ？！

普段から、健康のために、毎日ウォーキングを取り入れている方も多いのではないでしょうか。

歩くことで、体が温まり、全身の筋肉を動かすことができるので、筋力の衰えを防ぐこともできますよね。

たまにコースを変えてみると、新たな発見もあったりと、気分もリフレッシュできますね。

そんなウォーキングでは、一日一万歩歩くといいと、昔から言われています。

ですが、それは大きな間違いです！！

確かに、歩数はひとつの目安にはなります。

ですが、歩数だけをクリアしていても、健康が維持できるとは限りません。

歩けば歩くほど健康になれるという考えは、正解ではありません。

では、健康のためにはどうすることが最適なのか・・。

それは、ズバリ・・。

『適度な運動』です。

正確に言うと「適度な負荷のかかった運動」です！！

適度な負荷とはどういう物かというと・・・

【メッツ】という物を参考にすると良いでしょう！！

メッツとは、運動や身体活動の強度の単位です。

安静時（横になったり座って楽にしている状態）を１とします。

そこから何倍のエネルギーを消費するかで、活動の強度が分かります。

１メッツの酸素摂取量は、年齢・性別にかかわらず、１分間に体重１キロあたり３．５ｍｌと決まっています。

酸素摂取量とは「酸素をどれだけ必要とするか」です。

日頃、呼吸をして、酸素を吸って、二酸化炭素をはく

というのは皆さんご存じですよね？？

運動することで筋肉に酸素が多く必要となります。

その為、呼吸が速くなりたくさん酸素を取り込む事が出来ます。

１～３メッツ未満を「低強度」、

３～６メッツ未満を「中強度」、

６メッツ以上を「高強度」となります。

ウォーキングや、子供と遊んだり、洗車をすると、３～３．５メッツ。

速足で歩く、階段をゆっくり上る、ゴルフでラウンドすると、４～４．３メッツ。

ゆっくりとしたジョギングは、６メッツ。

クロールで泳ぐ、重い荷物の運搬をすると、８～８．３メッツです。

ここまでわかったところで、適度な運動とはどんな運動なのか。

それは、中強度程度の運動が最適と言えます。

ウォーキングで言えば、ただ歩くのではなく、速足で歩くことが大事です。

会話をするのも、やっとこさ出来るぐらいの速さで歩くと良いと思います。

自宅にいるときには、

ゆっくり階段を上り下りする動作を、

何往復かしてみるのもいいでしょう。

ただし日光に浴びることも大事ですので、

できれば、外で運動するほうがいいでしょう。

また運動を続けて行くと運動強度に慣れてきます。

運動をする事によって、筋肉がついて心肺機能もあがります。

早足でウォーキングをすると息が切れていたのが

息も切れず、楽にウォーキング出来るようになってきます。

そのタイミングで運動強度を上げていく必要があります。

同じ事をずっとしていると

身体が慣れて、適度な負荷がかからなくなっています。

冒頭でお伝えした、

「1日1万歩を歩くと健康になる」

というのが間違いなのはこの事です。

今日から、明日から、中強度の運動を毎日心がけましょう。

健康を維持するために、努力は必要です。

合わせて筋トレもすれば、もっと健康的な体作りができます。

筋肉、バランス感覚、心肺機能、柔軟性

この4つは年を重ねてもトレーニングを行えば必ず向上します。

そしてこの4つは当院のトレーニング

「ふくトレ」で効率的に向上する事ができます。

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