ランニングによるお尻の痛み【坐骨神経痛】
40代 男性
トレイルランニング中に右殿部(お尻)の痛みが出現し、
数日、休息をとり再び走り出すと痛みが出現してしまうとの事で来院されました。
10日後に40kmのトレイルランニングの大会に出場されるので、
それまでに、なんとかして欲しいとの相談です。
痛みの出現する部分はお尻のえくぼの所と股関節の外側の部分。
動作痛は無く、可動域も正常です。
お尻のえくぼの所に圧痛が強くあります。
神経根圧迫テストでも陰性です。
以上の事から、梨状筋による神経圧迫と大腿筋膜張筋のオーバーユース(使いすぎ)による痛みと判断しました。
お聞きすると練習は週3回で痛みが出たときは2時間ほど山で走っていたそうです。
治療は、痛みが強い梨状筋部を緩めていきます。
また、腰部、大腿筋膜張筋、ハムストリングス(太ももの裏側)の緊張を取って行きます。
3日後にもう一度来院された時は、まだ痛みが続き改善はみられないとの事なので、鍼治療を加えてる事にしました。
圧痛は軽減していたので、神経の興奮を抑える為に鍼に電気を流して痛みを抑えるようにしました。
殿筋が発達していたので、3寸(9cm)の鍼を使い痛みの原因の筋肉まで届かせます。
その5日後にもう一度来院された時は、お尻のえくぼの部分の痛みは軽減し、
股関節の外側の痛みが残っている状態でした。
引き続き鍼を加えた治療を行なっていきますが、
今回は大腿筋膜張筋にも鍼治療を行なっていきました。
大会まで5日前ということもあり、後は休息をとり本番を迎えていただきます。
完全に痛みがとれたというわけではなかったので、心配していましたが
大会後に来院された時に、5kmぐらいで痛みがでてきたが、
その後は痛みが消えて完走できたという報告をいただきました。
なんとか力になれて、良かったです。
長距離ランナーや月間の練習量が多いランナーの方はお尻の筋肉の緊張による神経痛は良くあります。
痛みがで始めの内は、軽い痛みで走っていると気にならなくなるのでそのまま走る方が多いですが、
痛みがひどくなってくると、鈍痛になり椅子に座っているだけでも痛みがでる方もいらっしゃいます。
ひどくならない間に、鍼治療をすると今回の患者様のように走りながら治す事が可能です。
お悩みの方は是非ご相談ください。
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2024.06.20