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ふくらはぎの痛み

60代 男性

ウルトラマラソンやトレイルランニングを楽しんでいる方で

先日、走っていると左ふくらはぎ(下腿部)に痛みが強くでて

途中から走られなくなったとの事で来院されました。

ふくらはぎの筋肉を鍛えるメリットは?効率的な筋トレメニューをご紹介 | セラピストプラス | 医療介護・リハビリ・療法士のお役立ち情報

当初は肉離れかと思っていたそうですが、

しばらく休めば痛みは治まり、また走り出すと数km走るだけで痛みが出現するという状態です。

来院された時も、圧痛は無く、可動域も正常で患部をストレッチしても痛みは出ませんでした。

具体的な症状は、痛みが出るのは左ふくらはぎで

筋肉が凄く硬くなって伸びも収縮もできない状態と訴えられました。

走る事が無ければ痛みも硬い感覚も無いそうです。

数年前にも同じような症状がでたようです。

 

筋肉の状態を触れていくと、

普段から走られているので筋肉質でハムストリングスや下腿部の筋肉は弾力があり適度な柔らかさがあるます。

異常を感じたのは、膝裏の内側、

ハムストリングスの内側(半腱様筋)と下腿部の腓腹筋の内側頭が交差する部分が非常に硬くなっています。

恐らくこの交差する部分の滑走性が悪くなり、筋の収縮と弛緩が上手く行えず痛みが出現したと考えられます。

筋膜の癒着とは言われるやつですね。

 

 

膝を曲げる動作では太ももの裏側にあるハムストリングスと

ふくらはぎの腓腹筋が収縮して膝が曲がるようになっています。

その時に、ハムストリングスと腓腹筋が滑るように収縮し、

お互いの筋肉の動きを邪魔しないように働きます。

この時に、滑走性が悪いとお互いの筋肉に摩擦が起こり

収縮時にストレスとなり、痛みや硬さがでてきます。

 

このようになった原因は、

この方の立ち方、歩き方から分析すると

骨盤が後傾し、腰が沈む姿勢になっています。

この状態であれば、膝が完全に伸びきらず常に軽く膝が曲がったままとなります。

それが続く事で膝の裏側の筋肉の膜が癒着するようになり

滑走性が落ちて痛みが出現するようなったと考えられます。

 

治療は、筋肉の滑走性を上げていく様にしていきます。

それぞれの筋肉をつまむ様にして膝を動かすストレッチを行なったり、

筋肉を引き剥がすような手技を行ないます。

以前、同じような症状になった時には鍼治療をされたそうですが、

1回目の治療では、鍼治療は行なわず手技のみで行ないました。

もしこれで症状が改善しなければ次回は鍼をする事にしました。

 

1週間後にもう一度来院していただくと

軽く走っても今の所症状は出ないとの事でした。

今後、距離を伸ばして走って改善していくかを経過観察していきます。

 

普段と同じ動作の繰り返しでも

突然痛みが出ることは多々あります。

それは、動作のエラーで身体が上手く使えてないまま

繰り返し行なってしまうことで痛みとなってしまいます。

1回や2回のエラーでは痛みは出ませんが、

何度も何度も繰り返してしまうと痛みとなってしまいます。

その為、気づかないまま痛みが出たり、痛みの出やすい癖がついてしまったりします。

 

当院では、痛みを取るための治療と

正しい身体の使い方ができるようにパーソナルトレーニングを行なっています。

ご興味のある方は、ぜひご相談ください。

 

 

 

 

 

 

姫路の鍼灸治療・パーソナルトレーニング、吸い玉治療はふくもと鍼灸整骨院にご相談下さい。


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2024.06.24

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