反り腰の原因と改善方法
姿勢が悪いといえば、皆さん猫背を思い浮かべるのではないでしょうか?
デスクワークや普段の姿勢で
背中がまるくなっていると
猫背になっていると自覚している方も多いと思います。
一方で、一見姿勢が良さそうに見えても
身体にとってあまり良くない姿勢の方もいらっしゃいます。
それは何かというと
“反り腰”です。
反り腰は名前の通り腰が反っている状態の事です。
なので、一見すると凄く姿勢が良いように思いますが
ぎっくり腰やヘルニアになる方は、
この反り腰の方が多いといっても過言ではありません。
では、反り腰とはどのようなものなのか?というと
腰が反り過ぎている状態です。
人間の腰は、少し反っているのが理想です。
仰向けに寝たときに腰の後ろに自分の手のひらが入るぐらいがちょうど良いでしょう。
また、腰を丸めれるかというのも重要です。
反り腰の方は腰椎の可動域が狭くなっているので腰を丸めるのが出来ない方が多いです。
立った状態で、腰の真ん中の骨を触りながら、前屈をしてみてください。
前屈をしたときに、その骨が浮き上がってきたらしっかり動かせています。
腰の後ろに手のひら以上の空間がある方、
前屈をしたときに腰の骨が浮き上がらない方は反り腰といって良いでしょう。
この反り腰の原因は主に4つあります。
①背筋だけが強い
背筋が強いというと、身体に取ってよさそうですが、
背筋だけが強いと、腰を反らせてしまいます。
若い頃にスポーツをしていた方や妊婦経験の多い方に多いです。
若い頃にスポーツをやっていた方は、
筋力が強く大人になるにつれて背筋以外が弱って反り腰になる方は多いです。
また妊婦期間が多くなると
お腹に赤ちゃんがいるために背中で支えようとします。
それが癖になり反り腰になってしまいます。
②ハムストリングスが弱い
ハムストリングスは坐骨から太ももの裏側を通り膝裏につきます(脛骨、腓骨)
坐骨を引っ張って骨盤の角度を調整する働きがあるので、
ここの筋肉が弱くなれば、骨盤を後ろに倒せなくなり反り腰になります。
この筋肉は股関節の伸展(足を後ろに引く)、
膝の屈曲(膝を曲げる)動作を行うので
歩幅が狭い方や歩くことが少ない方に多いです。
③腹筋が弱い
腹筋はお腹側から恥骨につきます。
恥骨を持ち上げることで骨盤を調整します。
腹筋が弱ると骨盤を持ち上げることが出来ず、反り腰になります。
妊婦の方は妊娠をきっかけにお腹が膨らんできて、
腹筋が引き延ばされます。
その為、腹筋に力が入らなくなり腹筋が弱くなります。
またお腹に赤ちゃんがいるので、背中を丸めることが出来ず腹筋を使えなくなります。
④腸腰筋の緊張
腸腰筋はあまり聞き慣れないと思いますが、
腰椎や骨盤の前面から足の付け根につきます。
ここが緊張すると腰を反らすような力が働き反り腰になります。
これも、スポーツ経験者に多く、
ヒールの高い靴を良く履いている方も腸腰筋が緊張している方が多いです。
この4つの原因が合わさって反り腰になってしまいます。。
ではその反り腰、放置し続けるとどんな影響がでるのでしょう。
分かりやすいのが腰痛です。
反り腰は腰にとても大きな負担がかかります。
反り腰が癖になるほど腰痛も慢性化していきます。
ヒールを履き、前傾姿勢kが癖になっている人は、
外反母趾や巻き爪のリスクも高まります。
反り腰を放置すると足にも、身体にも負担が大きいので
いち早く改善することが必要です。
自宅でできるケアとしては
①四つん這いになり、息を吐きながら背中を丸める
3秒キープしたら元に戻り、10回繰り返す。
②仰向けになり、腕で膝を抱えます
お尻を浮かすことを意識し30秒キープします
これを出来る限り毎日続けましょう。
これでも、解決しない場合は、しっかりトレーニングをする必要があります。
治療をして、トレーニングもする
これが身体が良くなる一番の近道です。
どの部分を治療して、どの筋肉を鍛えるか?!
当院では、それをしっかり見極めて
治療からトレーニングまでをサポートしていきます。
お悩みの方は、お気軽にご相談ください。
姫路の鍼灸治療・パーソナルトレーニング、吸い玉治療はふくもと鍼灸整骨院にご相談下さい。
院名:ふくもと鍼灸整骨院
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施術内容:鍼灸治療 / 自費治療 / パーソナルトレーニング「ふくトレ」 / 保険治療
2021.10.18