仰向けで寝る際の背部、腰部の痛み
20代 男性
以前から背中の痛みがあり
徐々に痛みが強くなり、
寝る時も痛みが治まらず、
市販の痛み止めを飲まないと眠れないとの事で来院されました。
痛みの広範囲で首から背中、腰と背部全体の痛みを訴えています。
頚部屈曲(首を下に傾ける)すると背部から腰部にまで痛みがあります。
肩の可動域も狭く、手を挙げても耳に腕が付かない状態です(屈曲160度)。
体型はかなりの筋肉質で、柔道を週に3回かなりハードにされています。
以前までは、痛みが出ると練習を休めば痛みが取れていたそうですが、
最近は休んでも痛みが取れないようです。
痛みの原因は、筋肉の緊張と筋膜の癒着です。
筋肉に損傷がある場合は、痛みが「ここ」という場所にあります。
この方の場合、そのような限局的な痛みは無く、
広範囲での痛みですので、筋損傷では無く筋膜が原因の痛みです。
痛みが出る過程としては、
練習による筋肉疲労
⇩
筋肉の緊張(柔軟性の低下)
⇩
筋膜の癒着
という風に症状が悪化したと考えられます。
各部を検査していくと
広背筋の緊張が一番強く
広背筋膜に原因があります。
広背筋、脊柱起立筋、菱形筋といった
背中の筋肉を緩めながら、筋膜リリースを行って行きます。
筋肉が緩んできたら、
胸筋と三角筋の前部線維の緊張をとり
肩甲肋骨関節のストレッチを行います。
これで肩関節の可動域はかなり広がり
患者様にもスムーズに動かせるようになったとの自覚があります。
1週間後、もう一度来院してもらうと
背中の痛みは、ほぼなくなり
首に張る感じが残るとの事です。
1回目と同様の治療を行い、痛みを完全に取って行きます。
どんなスポーツでも、疲労が溜まってくると
筋肉が硬くなり、それが怪我の元になります。
それが年齢とともに硬くなりやすいので
学生の時の様な練習ばかりしていると
故障の原因にもなります。
年齢を重ねると、回復が遅れたり、筋肉の柔軟性が落ちてしまいます。
末永く、趣味を続けて行くには、身体のケアが重要になります。
当院では、そのようなアフターケアの施術しています。
お困りの方は是非、ご相談ください。
姫路の鍼灸治療・パーソナルトレーニング、吸い玉治療はふくもと鍼灸整骨院にご相談下さい。
院名:ふくもと鍼灸整骨院
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施術内容:鍼灸治療 / 自費治療 / パーソナルトレーニング「ふくトレ」 / 保険治療
2020.09.08