ぎっくり背中の治療
20代 男性
1週間程前から腰痛があり
その状態で、ゴミ袋を持ち上げた際に
腰の痛みが強くなったとのことで来院されました。
痛みが出ているのは、腰というより背中の方で
胸椎12番(Th12)の左側に圧痛ポイントがあります。
筋肉で言うと脊柱起立筋の最長筋部分になります。
就寝時にも痛みがあり、
頭を下に向けたり、お辞儀をする時、腰を回旋させる時に痛みが強く出ます。
脊柱起立筋は首から腰まで続く筋肉なので
首を動かすと筋肉が引っ張られて背中や腰に痛みがでることがあります。
痛みの原因は脊柱起立筋と腰方形筋の筋膜と
背骨、特に胸椎の骨の連結が硬くなっている為です。
うつ伏せになった状態で
手のひらで背中を圧していくと、
背骨がしなり沈む感じがありますが
胸椎の骨の連結が硬くなることで動きが悪くなっています。
痛みの原因は、
長時間、同じ姿勢になっていた為と考えられます。
筋膜が癒着した状態で、力を入れた為に
筋膜に炎症が生じて痛みとなっています。
この方の生活習慣をお聞きしていくと
大学生で、授業は4月からずっとオンラインで行われ
自宅でいる時間が長くなる為にゲームをしている事が多いとの事です。
まさしくこの生活習慣が痛みを生んだようです。
治療は
首から腰までの背骨の動きを改善させて行きます。
背中の真ん中にある背骨の突起(棘突起)から指2本分外側に
背骨の関節があります。
その関節を調整して、背骨の動きが広がるようにしていきます。
背骨の動きが良くなると、背中を圧した際に沈む感じが出てきます。
次に痛みが出ている部分の筋膜リリースを行って行きます。
筋膜リリースのやり方はいろんなやり方がありますが
今回は手技でやっていきます。
2回の治療で痛みは完全に取れて
3回目の治療で背骨の動きが改善したので
治療は終了となりました。
20代の学生さんなので
筋肉も弾力性があり、椎間板の水分も多い為
早く治る事ができましたが、
年を取ってくると、筋肉の弾力は減り、椎間板の薄くなり
悪い生活習慣も長くなるので、治るまでの期間はながくなります。
新型コロナウィルスの影響で
今までを違う生活習慣になる方も多いと思います。
長時間同じ姿勢でいる場合は、
1時間おきにストレッチや体操を挟んで
身体が固まってしまわない様に注意していきましょう。
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2020.08.19