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痛くて眠れない肩の痛み

60代 男性

力仕事が続き、

肩や背中の筋肉が張っているのを我慢していると

夜、寝る時に右の背部から右腕に鈍痛が強くなり

仰向けで寝るのも、痛みがあり寝むれないとの事で来院されました。

 

まずは肩の可動域を調べます。

肩の動きは3軸の動きになります。

屈曲、伸展

外転、内転

外旋、内旋

水平内転、水平外転

という動作になります。

 

動作痛や可動域の制限はないので

肉離れや五十肩ではありません。

 

筋肉の痛みでなければ、神経の痛みです。

神経の痛みの原因で重要なのは、どこの神経から来る痛みなのか?

です。

痛みが出ている部位とは違う場所に原因があることがほとんどです。

 

この方の場合は首にある肩甲背神経が原因でした。

肩甲背神経は首からでて斜角筋という首の筋肉を通って背中の筋肉を動かす神経です。

 

力仕事が続き、腕肩の筋肉だけでなく、首の筋肉にも力が入り

斜角筋が緊張し肩甲背神経を圧迫している事で背部にも痛みが出ている状態です。

斜角筋の重要性 - 勤務柔整師 STEP UP ~開業から成功まで~ | 人体アート, 解剖学, 整体

 

 

斜角筋を圧すと圧痛と背中、腕に放散痛がでているので

これが原因とみて間違いないでしょう。

 

治療は、

まず、全体的に張っている筋肉の緊張を取って行きます。

いかり肩で猫背になっているので、

肩甲挙筋、僧帽筋、前鋸筋、小胸筋を中心に筋肉を緩めていきます。

 

猫背がきついので、肩甲骨と背骨の調整も行います。

 

全体的な緊張が取れたら、斜角筋へアプローチしていきます。

いきなり斜角筋を押さえようとすると痛みが強くでます。

 

斜角筋のアプローチは電気鍼が有効です。

鍼に電気と通し筋肉を緩めていきます。

 

仰向けで寝ると、背中に痛みがでるので、横向きで行いました。

 

斜角筋が緩むと肩甲背神経の圧迫は取れるので痛みは無くなって行きます。

 

 

1回目の治療で、夜寝る時の痛みはなくなり。

3回目の治療で、ほぼ症状はなくなりました。

 

力仕事が続いたり、姿勢が悪くなると出てきやすいので

症状が頻繁に出る場合や、痛みが取れにくい方は

姿勢を矯正し、背部の筋肉をつける事が必要となってきます。

眠れない痛みは、睡眠が十分に取れなくなり、身体の疲労回復が出来なくなります。

我慢して、睡眠不足が続くとさらに筋肉が緊張し治りにくくなります。

このような痛みでお悩みの方、ぜひご相談ください。

姫路の鍼灸治療・パーソナルトレーニング、吸い玉治療はふくもと鍼灸整骨院にご相談下さい。


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2021.06.21

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